お知らせ
2021 / 05 / 14 16:11
【法改正】特許法等の一部を改正する法律案が成立しました
弁護士・弁理士の佐藤孝丞です。
法改正関係の情報です。
特許法等の一部を改正する法律案が、衆議院及び参議院で可決され、成立しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210514/k10013030081000.html?utm_int=news-new_contents_latest_001
改正の概要は次のとおりです。
【デジタル化等の手続の整備】
・審判口頭審理のオンライン化
・印紙予納廃止・料金支払方法の拡充
・意匠・商標国際出願手続のデジタル化
・災害等の理由による手続期間徒過後の割増料金免除
【デジタル化等の進展に伴う企業行動の変化に対応した権利保護の見直し】
・海外からの模倣品流入への規制強化
・訂正審判等における通常実施権者の承諾要件の見直し
・特許権等の権利回復要件の緩和
【知的財産制度の基盤強化】
・特許権侵害訴訟における第三者意見募集制度の導入
・特許料等の料金体系の見直し
・弁理士制度の見直し
詳しくは、下記の経産省のウェブサイトが参考になります(※3/2閣議決定時の情報)。
https://www.meti.go.jp/press/2020/03/20210302003/20210302003.html
個人的には、特に
・審判口頭審理のオンライン化
・海外からの模倣品流入への規制強化
・訂正審判等における通常実施権者の承諾要件の見直し
に注目しています。
今後も法改正情報をフォローしていきたいと思います。